Thule AllTrail 45 背負って遠征

先月買った AllTrail 45 を背負って遠征してきた。といっても終始背負っていたわけではなくて、預けられる場合はロッカーやら宿に置いてきた。

荷物を置いた場合は同じ Thule の Stir 20 を背負った。Stir 20 はフレームがないので2つ折りにして AllTrail 45 に突っ込んだ。丸めると嵩張ったので2つ折りにしたら丸めるよりかは嵩張らなかったので、当初別の小型バックパックを持っていこうと思っていたのだが Stir 20 に変更した。折ると癖がつきそうだったが、買ってからそれなりに使っているので癖がついてもいいや、という心境であった。新品だと躊躇するけどね。ちなみに当初持っていこうと思っていたのは MHW の Fluid 18。これは 9,10 月の遠征で使っているのだが、容量不足感があった。ポケットが多いのはいいのだけどね。Stir 20 とは 2l しか違いがないが、Stir 20 はパンパンになっても蓋部分で若干の余裕がある。

で、AllTrail 45 を背負い続けた場所は主に平地や丘レベルの比高。短い時間の市街地散策や、駅から港までの移動という感じだ。唯一山と言えるのは某山城跡に行った時か。全荷物で 15kg ぐらい。登山かにとっては普通の重さだろうが、私にとっては重い。階段が多めの城跡だったのだが階段の上り下りがきつかった。

背負い心地の感想は可もなく不可もなく。問題はなかったが快適というわけでもなかった。11月にしては気温が高かったので腰のあたりは結構汗をかいた。ヒップベルトは割としっかりしている。ヒップベルトをしめないと肩への負担が大きいので腰への荷重がそれなりにいっているということだろう。

背負い心地以外での問題点。1つ目はサイドのメッシュポケット。トレッキングポール、ペットボトルを突っ込んでいるのだが、バックパックの中身がパンパンだと背負ったままでペットボトルの出し入れに難儀した。ポケットの中にコンプレッションストラップがあるのだが、そのストラップが引っかかってペットボトルがしまえず。トレッキングポールの出し入れは基本バックパックを下ろして行うからよいのだが、ペットボトルの出し入れでバックパックを下ろすのは結構面倒であった。2つ目はチェストハーネスに笛がないこと。基本単独行なので笛は必須といえるのだが、ついていないので別途笛を用意しないといけない。3つ目は AllTrail の問題ではないなく、アクセサリーの問題になるのだが、別売りの防水ポケット Thule VersaClick Rolltop Safezone Pocket を購入してヒップベルトにつけたが、今のスマートフォンだとサイズが合わなくてスマートフォンが入らず。スマートフォン以外の物を入れてもよいのだが、その場合は最初からついているヒップベルトポケットのほうが出し入れしやすいのでそちらに入れてしまう。このアクセサリーは購入しなくてもよかった。防水仕様なのでジッパーで開け閉めではなくベルクロ。バリバリなので場所によっては使用しづらいということもあった。

よかったのは表のでかいポケット。上着を入れるのを想定しているのだろうけど、上着の出番のない気候だったので使わず。折り畳み傘、スタンプ帳、タオルなどを入れたが重宝した。デザインも色合いも気に入っている。300円サイズのコインロッカーも予定通りでかける分の荷物を抜けば入った。コインロッカーの使用回数がそれなりにあったので、500円サイズの使用頻度を抑えられたのは大きい。荷物の調整をする時間がなく、500円サイズのロッカーを使わざるをえなかったのが1回だけあったが、荷物調整していたら間に合わなかったのでよしとする。

Boreas の Presidio もポールホルダーにカラビナをつけることで外付けできた。

今回の遠征で十分に使えたので、他の 40l 台のバックパックはいくつか処分してもいいかな。

Thule AllTrail 45 購入

40l 以上はもう買わない、と思っていたのだが買ってしまった。

9月、10月と Ridge 40、Cougar 40-55 で出かけたのだが、Thule の AllTrail 45 を買ってしまった。

Ridge 40 は思ったより余裕がない、というのが使ってみた感想。旧 Ridge や Cougar だとサイドポケットが結構膨らむようになっていて、折り畳み傘、マップケース、ちょっと長めでメイン収納部には入れたくないものなどをつっこむのにちょうどよかったのだが、現行 Ridge はサイドポケットはあるけど遊びの部分がなくてぱっつんぱっつん。メイン収納部がぱっつんぱっつんだとサイドポケットもぱっつんぱっつん。サイドのワンドポケットの素材も伸縮素材になってしまい、劣化するとだらだらになりそうだし、ちょっと鋭利なものにあたると破けそうで心配。旧 Ridge だと伸縮素材ではないのでその心配はなかった。フロントのセンタージップのポケットもやはり使いづらい。ジッパーは旧型のように左右どちらかでよかった。旧型よりハーネスが柔らかめに感じ、背負い心地がよくなったのはよかった。背面の作りは旧 Ridge よりよいと思う。Cougar 40-55 に関しては荷物は入るのだが、ずんぐりシェイプなので場所を取るというのが難点。公共交通機関の荷棚によってはつっこめない。手持ちで一番荷物が入るバックパックなので処分はしないでキープしておく。手持ちでは Boreas の Buttermilks 40 と Lost Coast 45 もあるが、これらは表記容量ほど入らないので、ともに 30l 台で考えておくとパッキング時にちょうどいい。あと荷物詰めすぎるとショルダーハーネスが肩へダメージを与えるので、荷物の多い長期遠征向きではない。PC なしの2泊3日辺りがちょうどよい。見た目はスマートなので街中歩くときは容量の割に大げさではない。夏場の市街地メインの遠征では出番が多い。

ということで 40l 以上 50l 未満のバックパックを新調したくなった。悩んだ挙句に Thule の AllTrail 45 にしたのだが、これは以前から気になっていたバックパックである。Thule のバックパックは Stir 20 と 35 を持っているのだが、これらが気に入っていたのと、修理に出したら無償で新品と交換してもらえたこともあり、Thule の大き目のバックパックを買ってもよいな、と思っていたのだ。Thule では Versant も気になっていたが、現状店頭にあるのは 50 の全体赤色モデルだけなので今回は除外。買うなら青(フィヨルドかな?)か、赤黒がよい。あと Versant はサイドのストラップが高い位置にあるのも難。もうちょっと低い位置に欲しかった。

AllTrail 45 に決めたのは実際に高さを測ってロッカーに収まりそうだったから。公式の高さ表記は雨蓋を含めた高さで 72cm となっている。数字のままだと小型ロッカーには入らない。が、バックパックは固形ではないので、実際の高さはフレームの高さである。フレームの高さが小型ロッカーサイズに収まれば入るのだ。全荷物搭載時は雨蓋までの高さも必要だが、ロッカーに収める場合は荷物を抜き出しているので雨蓋部分程度は凹む。なのでフレームの高さがロッカーの奥行以内であればよいのだ。多くのロッカーの奥行きは 575mm というのが JR のサイトなどに掲載されているサイズだ。しかし、メジャーを持って実際に測ったところ、60cm はギリギリいける(測っている風景を写真に撮っておけばよかった、と書きながら思っているところ)。ロッカーの扉裏側は基本空洞になっているので、その空洞分奥行を稼げるのだ。

で、ロッカーの奥行きを測ったあとに店頭に行き、AllTrail 45 のフレームの高さを測定。ほぼ 60cm であった。雨蓋分荷物を抜けば収まりそうだ。実際軽量化の際はある程度の荷物をサブバッグ(バックパック、ショルダーバッグなど)に移すようにしているのでいけるであろう。ということで、他社のバックパックも気になったのだが、緑系統のバックパックが欲しかったこともあり、AllTrail 45 の Garden Green を購入した。表のでかいポケットもいろいろ詰められてよい。Ridge 40 の余裕のなくなったサイドポケット2つとセンタージッパーのポケットを合わせたよりも入るだろう。メイン収納部は1気室だが、仕切りで疑似的に2気室になる。ここの使い勝手が微妙そうであるが、うまいこと使いこなしていきたい。これに関しては、完全に2気室に分けられるので Ridge 40 や Cougar 40-55 のほうがよい。PC をつっこむので、PC はなるべく背中に近い位置に収納して重心が下がらないようにしたいのだ。完全2気室だとこれが可能。オスプレーの Kestrel 48 も2気室になるのだが、仕切りに隙間があり、それが都合の悪い場所にあるので、PC を背中に近い位置に入れると隙間から下に沈み込んでいき、重心が下がっていしまうことがあるのだ。AllTrail 45 も隙間ができそうなのでうまいこと PC を入れたいところ。AllTrail 45 のヒップベルトのフィット感も店頭ではよかった。ただし、これは実際のバッキングしないとわからんのだけどね。これまでもいいヒップベルトだな、と思っても実際使ってみると頻繁に緩んで腰で支えてない状態になる、という製品もあった。

長期遠征前にどこか1泊して試したいのだが、行きたい場所の宿がことごとく高い場所しか残っていなくて困っているところ。遠征の前の週はお金使いたくないので、今週末しかチャンスはないのだが。

ともあれ、40l 以上のバックパックが増えてきたのでいくつか処分しないとな。

他の 40l 以上 50l 未満の候補も記しておく。

テルス45も表に大きなポケットがあり、標準的な作りでよさそうであった。悪くはないのだが、決め手に欠けたので次点。使っている人が多そう、とは思った。

前から欲しいと思っているのだが、購入迄は至っていない。雨蓋がないので街中で大げさ感がないのがよい。そして 45l と結構な容量。ただし、その雨蓋がない、ということが拡張性に乏しく、購入後いざパッキングしてみたら容量不足だったらイヤだなぁ、ということで今回も見送り。ヒップベルトが弱そう(腰で支えられるかな? という危惧)とも思った。実際どうなんだろう。

ミレー公式から消えているサイズである 45+10。廃盤だろうか。ポケットも多くて気になっていたが、高価なのといきつけの系列店になかったので買わず。別の系列にはあったけど、そこではお金使いたくない。あと、ミレーって表記容量ほど入らない気がする(旧 SAAS FEE と KULA 30 使用による経験則)。

マウントシャスタは 55+10 ならいきつけの系列にもあった。しかしサイズアップでさらに高価。雨蓋がスリングになる、というギミックも好きなのだが購入にはいたらず。フレームの高さは測定していないが、これも結構な高さと思われる。雨蓋含めた公式のサイズは 72cm なのでフレームの高さは 60cm はありそうだ。富豪なら買っていた。

カリマーの割に軽めの 50l バックパック。ぱっと見のフォルムがずんぐりしているので、これなら軽くても手持ちの Cougar 40-55 でいいかな、ということで買わず。表のポケットが大き目なのはよかった。

すっきりした見た目でよさそうなのだけど、グレゴリーも表記容量ほど入らないので次点。フレームの高さは測っていない。

コインロッカーとバックパックの関係にもうちょっと言及したくなったので別記事にするかもしれない。

Thule Stir 20L Dark Shadow 購入

Stir 20l はカラバリ Fjord を持っていたのだが、半額セールで Dark Shadow が売っていたので衝動買い。もともとこの色が欲しかったんだよね。Fjord を買った時は Fjord しか店頭になかったのである。Fjord も悪くはないのだけどね。ひとまず新品のまま眠らせておく。

Thule のアウトドアバックパックは割と好きなのだけど、新作を店頭でみかけない。普段使い系のは見かける。アウトドア方面は売れていないっぽいから日本から撤退するのかなぁ、と邪推。

新作で気になっているのは AllTrail シリーズなのだけど、どこかの店頭で確認できるのかな。

Thule Stir 35l を修理に出したら無料で新品交換してくれた話

Thule の Stir 35l に破損個所ができたので買った店に持って行って修理依頼。こちらの都合で破損してしまったし、買ったときのレシートもないので有償修理でいいや、と思っていたのだが、無償で新品交換してくれた。Thule いい会社だ。Thule のダッフルバッグを買ったばかりだけど、機会がきたら別のバックパックも買います。

で、破損個所は2か所。

1か所はショルダーハーネス。次の画像だ。

ショルダーハーネスのクッションの外側を網状の素材が覆っているのだけど、その覆いの一部が剥がれていた。これはいつ剥がれたのかは不明。購入当初からだったかもしれない。使えないことはないのだが、剥がれた個所のエッジが割と鋭利なので指を切る可能性がゼロではないし、手袋をした場合は手袋が破ける可能性もあった。もう1か所破損してしまったこともあり修理に出す動機付けとなった。

もう1か所はヒップベルトポケットの破損。これは木の枝に引っ掛けたと思われる。Stir の袋の素材は上部なのだけど、ヒップベルトポケットは伸縮性のある素材で弱め。油断していた自分が悪いので過失は我にあり。なので有償修理でもよかったのだが、無償交換してもらえた。ありがたや。

今気になる Thule のバックパックは Subterra Carry-on 40l。山用ではない。機内持ち込みジャストサイズ。インナーの PC スリーブも便利そうだ。飛行機に乗ることは少ないけど、また沖縄とか北海道に行かねばならないので、機内持ち込み可能で大容量はありがたい。Haglofs の Cargo 40 で沖縄に行ったのだけど、クッション性がないので PC などの電子機器運搬時は不安があった。(まだ記事にしていないけど) Cargo 40 の代わりに THULE の旧 Chasm 40 を購入済みなのだが、Subterra Carry-on 40L も欲しかったところ。無償交換というのに感動したので機会が来たら買おうと思う。

Stir 20l 使ってきた

Stir 20l を2回背負ってきた。といっても本格的な山ではない。城跡の藪漕ぎをちょっとした程度で、それ以外ではウォーキングといったところ。

着ている上着にもよるだろうけど、つるつる感のあるジャケットを着た時に背負うとショルダーハーネスがずり落ちるのでチェストハーネスで止める必要があった。容量は 20l なので荷物を大量には積めない。いわゆる「腰で背負う」必要もないのでヒップベルトは紐状で問題ない。安定性が求められる場面もなかったのでぶらぶらさせていた時間のほうが多いかもしれない。1回はラップトップ PC を重し代わりに入れて持って行ったけど特に問題はなかった。

サイドストラップがないので、サイドポケットにポールなどの長いものを指すときに抜け落ちる可能性は高いかもしれない。ポールループが一応ついているけど、ポールをひっかけても上のほうに留める紐は付属していないので、自分で用意する必要がある。Stir 35l だとサイドストラップに留めるループがついているのだけど Stir 20l だとサイドストラップ自体がついていない。

Stir 35l も Stir 20l も共通するが、蓋がないので結構枯れ葉や枝が袋の中に入るので、帰宅してからは逆さにして枝葉を袋から出す必要がある。

アウトドア感の少ないデザインなので、これで街中歩いてもそんなに浮かないであろう。

フレームもないので丸めたり折りたたんだりもできなくはない。遠征時のサブバッグとしても使えなくはないが、Osprey の Daylite シリーズのほうが丸めやすいのでサブバッグとしての能力は負けるかな。

Stir 20l 購入

今月の長期遠征で Agile 20 AW 持って行って使っていたのだけど、使い勝手に不満が出てきたので 20l 前後でサブバッグで使えそうなバックパックを物色していて Stir 35l が割とよかったのでシリーズの 20l を購入した。デザイン的に街中でも使えそうなので城めぐりで出番なくてもいいかな、という感じ。まだ使ってないけど。

35l との違いはフレームの有無、レインカバーの有無、容量、ヒップベルトくらいか。

近いうちに試用してくる。

THULE Stir 35 買った

THULE ってーとカメラバッグとかデイパックというイメージだったのだけど、ここ数年エルブレスでアウトドアバックパック製品をみかけるようになって気になっていた。公式サイトの製品情報見ると、Versant とか Capstone のヒップベルトにつけられるアタッチメントが面白い (Thule VersaClick Rolltop Safezone Pocket )。Versant の 50l とか気になったけどその容量だと年に1回使えばいいほうだし、50l 前後のバックパック増やしたくないので我慢。

30l 前後のラインナップを確認していると Stir シリーズが気になった。雨蓋なしのモデルで、ヒップベルト脱着可能、背面長調整可能、ショルダーハーネスにポケットあり、街中でも使えそうなデザイン。カラバリの黒の実物を見たら黒というより濃い灰色。これなら市街地多めの旅で使えそうだなぁ、と思い購入。ポイントが1万近く溜まっていたのでポイント使って某所で購入。

で、7月の連休に東北市街地うろうろしてきたのでそこで使おうと思っていたのだが、Boreas の Buttermilks 40 も出番少ないな、と思っていたので Buttermilks 40 で東北に行ってしまったため Stir 35 の出番はまだない。Stir 35 は今週末の連休で使う予定。